誰がためにゲームはある?

プロフィールで、趣味の欄に「ゲーム」と書いてるのにゲームに関する記事を書いていない、ということで2日にわたって書きましたが、実は僕自身昔ほどゲームに対して熱中しなくなってきました。

とはいえ何もゲームに興味がなくなったわけではありません。YAHOOでゲーム記事があればまず見る。コンビニでファミ通を立ち読みする。CMでゲームが流れたらとりあえず条件反射する。僕みたいな30代はまだ多く存在するんです。

じゃあ、なぜ彼ら(僕)はゲームから遠ざかってしまったのか。3Dで難しくなったから?ゲームをする時間がなくなったから?ゲームよりも彼女にお金をかけなければならないから?

かつてのゲーマーも、気づけば三十路、妻子持ち、会社では中枢でそれなりの地位、といったところでしょう。いつまでもゲームセンターでインベーダーマークの赤いキャップをかぶって「ムーンサルトだ」なんて空中回転してられるほど、彼らはナイーブでなくなったのです。バーチャルでなく、リアルな世界でもまれ、難しい荒波にさらされながら生きるのに必死なのです。

iPodにいれているアプリもゲーム系ではなく、ビジネス系。彼女にもてるために必要な情報は、オシャレでおいしいお店であって、発売間もないゲームを高額で買い取ってくれるショップでないのです。

超氷河期といわれ、働くことが奇跡的な状況といわれる現代で正社員でさえギリギリ。そんな状態でゲームに昔ほど情熱(とお金)を注ぐことができるのはごく一部。そんなごく一部が現役ゲーマーとして君臨しているのですが絶対数はケタ違いに少ないはず。

そうなると老舗ユーザーにはゲームは売れません。かたや親の金が使える若手ルーキーにとってもゲームは浦島太郎状態です。僕らがファミコン、スーパーファミコン、PS、PS2、と時間をかけ、辿った道を一気にショートカットしていきなりソニーのPS3レベルのゲームをプレイさせる、それは無茶というもの。結局、任天堂のDSのゲームが一番ヒットする。コレはいわば当然の流れでしょう。

でもそんな彼らもDSでずいぶんゲームの免疫ができたはず。そろそろ物足りなくなっている頃でしょう。そうなると次の戦場では新しいゲームを求めてくるでしょう。若手ルーキーも中堅になる頃ですし。

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