iPadは「パソコン」 - その2

前回の最後にiPadこそ「パソコン」である、と書きました。

正確には、iPadは限りなくパソコンと呼ぶにふさわしい製品であるが、実際にそう呼ぶためにはあまりにも不完全である、といえます。

iPadはマウスもカーソルもない、ほとんどの操作は指でタップするだけ。ウインドウズPCのように、こんなときはマウスを左クリック、こんなときは右クリック、こんなときはコントロールを押しながらマウスの左を押しながら、指を離さずドラッグなど、複雑な操作は一切必要ありません。

もちろん初めてのユーザーは戸惑うでしょう。しかし、その戸惑いもパソコンに比べると(この場合のパソコンはMacも含んでいます)ハードルは非常に低いです。iPadはAppleが長年取り組んできた真の意味でのパソコンなのです。

それでもやはり、今のiPadはまだパソコンにはなれません。一番大きな理由としてはPC/MacがないとiPadはアクティベートすらできないことです。これは正直理解に苦しみましたが、iPadの限界なのでしょう。今のiPadはまだβ版という位置づけだと思います(Apple製品はすべてがβ版という意見もありますが・・・同感です)。おそらく、次の次あたりに出す製品こそがパソコンにとって代わるプロダクトではないでしょうか。

iPadは本来あるべきパーソナルコンピューターに近づくことに成功した製品、というのが僕の所感です。

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