じゃあ、今までどんなものを作ってきたの?っていうのをここで晒してみたいと思います。
初めてのワンフェスは2015年夏で、参加したときは艦これの金剛改二を作りました。このときは趣味で3DCGの経験もあったので取り合えずいつもの感覚で細かいパーツとか普通に造りました。
こんな感じです。
作ったデータは当時はDMMさんに出力依頼を出していました。ここは結構素早い対応ですぐに届けてくれた印象があります。まぁ、これは当時の話で今は競合が増えてきているかもしれないから事情は同じかどうかは分かりませんが。
で、そこで出力されてきたものは本当にきれいでした。これならいい感じにできそうかな、と思ってさあ、複製に入ろうとしたときにガレージキットの恐ろしさを知ることになったのです。
こんな感じで出力されました。かなりきれいです。
全く複製が成功しません。小さいパーツ、細かいパーツならまだしも普通のパーツさえも綺麗に複製できませんでした。正直なところ多少の失敗は織り込み済みでしたが、まさかここまで全く複製できないなんて想像もしていませんでした。それでも刻一刻とワンフェス開催日が迫ってきます。
実はメーカーは販売許可を出すと同時に販売サンプルの提出も求めていたのです。複製できなかった場合、販売するものがありませんでした、だけなら次から頑張ろうとなるのですが、販売サンプルも提出できなかったとなると悪質とみなされ次回のワンフェスへの参加が出来なくなります。
なので必死です。せめて販売サンプルだけでも複製しようともがき続けました。ようやく一個だけまともに造ることが出来て何とかサンプルだけは提出できました。
結果、初めての参加はサンプルづくりに全ての時間とお金を持っていかれました。後に残ったものは複製に失敗した屍の山です。ワンフェスの洗礼を受けました。
2016年冬からは一人で参加しています。この時は前回の反省を生かしパーツの細かさや、大きさ、分割の仕方などいろいろ考えて作りました。が、それでもやっぱり複製は苦しみました。想定以上に失敗の山々が積まれていったのです。
それでも4~5個ほど複製できました。自分の中では十分な進歩でした。喜び勇んで参加したのですが、、、売れませんでした。写真を撮ってくれる人はいるのですが購入してくれる人はいないのです。艦これのキャラでしたが造形よりも複製の容易さに重点を置いてしまったのであまり褒められた造形ではなかったのですがほとんど売れない現実を見たときはショックでした。これが2016年冬のワンフェスです。
2017年冬のワンフェスは環境が少し変わりました。3Dプリンタを購入したのです。form2という3Dプリンタで光学式で綺麗な造形ができるという優れものです。
この時も艦これのキャラを作りました。、、、つくづく艦これが好きな感じですがゲームはやったことありません。
で、3Dプリンタを買ったのでこのときはDMMさんへの出力依頼は出していません。実際form2の出力品は想像以上にキレイに出力されました。これで造形や、分割など試しながら原型はいつでも作れるな、と思いましたが、ふと気づいたのですが、これって原型だけじゃなく商品としても通用するんじゃないだろうか?
form2はかなりきれいです。
積層痕はほとんど気にならないレベルです。問題はサポート痕といってモノを固定しておくサポート材があるのですが、それと実際のモノとの接している部分が少し荒い状態になるのです。あと、やはりUVレジンは固まった後は少し硬いです。ちょっとしたことで折れる場合もあり、扱いは慎重になります。
ちょっと落としただけで折れます。
で、このときは最終的にはform2の出力品をそのまま販売することにしました。が、、、やはりこれも売れませんでした。改めてみると僕は本当にスキルが足りていないようです。造形スキル、複製スキル、塗装スキル。。。
出来上がったものはこれです。
まぁ、これらのスキルなんて一朝一夕で身につくもんでもないので地道にレベルアップしていきたいと思います。
次回のワンフェスはどの程度売れるかな。。。